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定員 入所100名、通所デイケア20名 随時ご利用可能 担当 相談員 森,水谷 電話 0594-72-6811 介護・看護・リハビリ職員採用ご希望の方へ 募集人数 若干名 担当 総務課長 瀬古 電話 0594-72-6811 医療法人大和会介護老人保健施設銀花 いなべ市北勢町阿下喜680 三重交通バス、三岐鉄道北勢線阿下喜駅下車1分 (医)大和会日下病院(http://www.kusaka-hp.jp)隣接 以前の記事
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熱中症の原因と対策・予防について このところ、35度を上回る猛暑の毎日が続いている。高温環境下では、体温の調節機能が破綻して、体内の水分や電解質(塩分など)のバランスが崩れて熱中症が発症しやすい。環境省は、熱中症環境保健マニュアル(2008年6月改訂版)を発行して注意を促している。とくに、高齢者にとっては、重篤な状態になりやすい環境に十分に注意すること、速やかな対応を心がけること、日常生活の中で予防対策に留意することが望まれる。 熱中症の概念 環境によって体温が変動するカエルや魚などの変温動物とは異なって、人間は24時間周期で36~37℃の狭い範囲に体の温度を調節している恒温動物である。体内で生命を維持するために必要な代謝や酵素の働きにとって、この体温は最適の活動条件である。体内では運動や体の働きによって常に熱が産生されているが、異常な体温上昇を抑えるために、効率的な調節機構も機能している。 暑い時は、自律神経を介して末梢血管を拡張させ皮膚に多くの血液を分布させて、外気への熱伝導によって体温を低下させる。皮膚の表面から汗が蒸発する際に熱が奪われることは体温の低下に役立つ。汗の成分は血液の一部であるので、汗によって水分や塩分が失われる際に、体が適切に対応できないと、筋肉の痙攣や失神(脳血流の一時的停滞)を生じる。熱産生と熱放出との均衡が崩れると、体温は著しく上昇する。このような状態が熱中症である。 熱中症が発症しやすい場所 高温、多湿、風がない、熱を発生する源があるなどの環境では、体から外気への熱放散が減少し、汗の蒸発も不十分となる。 熱中症になりやすい人 ・脱水症状のある人 ・高齢者 ・肥満の人 ・過度の着衣 ・普段から運動をしていない人 ・暑さに慣れていない人 ・病気や体調の悪い人 熱中症になりやすい時 わが国における熱中症は日常生活、運動、労働において発生することがしられている。高温の日数が多い年や異常に高い気温の日が出現すると、特に高齢者において多発する。従って、高温化現象とともに高齢社会との関連から今後の健康問題として留意することが重要である。 環境因子として以下のような条件があげられる。 ・ 気温が高い、湿度が高い ・ 風が弱い、日差しが強い ・ 照り返しが強い、輻射熱が強い ・ 急に暑くなった 熱中症の症状 めまい・失神・立ちくらみ 筋肉痛・筋肉の硬直・こむら返り 大量の発汗� 頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感(体がぐったりし、力が入らない) 意識障害・痙攣・手足の運動障害(真直ぐ走れない・歩けない)� 高体温� 熱中症を疑ったらまず行うべきこと 涼しい環境への避難� 脱衣と冷却 熱中症に対する次の対応 水分・塩分の補給 医療機関へ運ぶ 自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先される。医療機関での輸液や厳重な血圧や尿量、血清電解質(Na, K)の管理が必要となる。 熱中症の予防法―日常生活での注意事項― 1)できるだけ暑さを避ける。 2)服装に工夫し、通気性や吸水性に富んだ衣類を用いる。 3)こまめに水分を補給する。 4)急に暑くなる日に注意する。 5)個人の条件を考慮する。 6)集団活動の場で互いに配慮し合う。 高齢者の体温調節機能低下 1) 体内の水分量の減少 体温調節機能の大切な発汗と血液循環は、老化によって低下する。高齢者の体内組成は若年者に比べて大きく変化し、筋肉量は減少し、脂肪量が増え、体内水分量が若年者に比べ減少する。従って、高齢者の脱水リスクはより高くなる。 2) 暑さに対する抵抗力の低下 発汗、蒸散、冷却により体温は一定に維持されるが、運動時の発汗量は、消費エネルギー量の増加と一致している。日常的に運動を行っている高齢者は、若年者と同様に熱ストレスに対する抵抗力を持っているが、日常的に運動をしていない高齢者はそうではない。老化による体温調節機能の衰えは、暑さに耐える抵抗力を低下させる。発汗の始まりの遅れや発汗量の減少、運動後の皮膚血液量の低下、のどの渇きの度合いが強くないことで、体温の回復が遅くなる。
by yamatokai-ginnka
| 2008-08-07 11:04
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